歴史上の様々な建築様式について紹介しています

ビザンティン建築

ビザンティン建築は、東ローマ帝国の勢力下で興った建築です。4世紀頃には帝国の特恵宗教であるキリスト教の儀礼空間を形成し、そのそのいくつかは大幅な補修を受けているものの今日においても正教会の聖堂、あるいはイスラム教のモスクとして利用されています。日本では、ビザンツ建築と呼ばれる場合もあります。
ローマ建築円熟期の優れた工学・技術を継承し、早い段階で技術的成熟に達しますが、隆盛による影響はあるものの、発展することも急速に衰退することもなく存続しました。
東ローマ帝国の勢力圏のみならずキリスト教の布教活動とともに、ブルガリアやユーゴスラヴィア、ロシアといった東欧諸国あるいはアルメニアやグルジアなど西アジアにも浸透していきました。
その影響力は緩やかなもので、地域の工法・技術と融合しながら独自の様式を発展させました。また、初期のイスラーム建築にも影響を与えています。

ネオ・ビザンティン建築

ネオ・ビザンティン建築は、19世紀中葉から20世紀初頭に発展した建築様式のひとつです。
宗教施設や公共施設などによく見られます。ネオ・ビザンティン建築様式は、5世紀から11世紀にかけての東方教会や東方正教会によく見られるビザンティン建築様式の流れをくんでいます。
帝政ロシアでコンスタンチン・トーンが新古典主義建築にロシアの信仰復興運動を合わせてネオ・ビザンティン建築を世間に広めたこともあり、ロシアや東ヨーロッパで発達しました。ソフィアのアレクサンドル・ネフスキー大聖堂は特に有名です。

ネオ・ビザンティン建築様式の特徴として、円形のアーチ、ヴォールト、ドームや、煉瓦や石目塗りのしっくいの外壁、象徴的な外装、モザイク装飾があげられます。
アメリカでは、テキサス州のライス大学のキャンパス内にある建物などがネオ・ビザンティン建築様式として有名です。
1850年頃から1880年頃、イギリスのブリストルではブリストル・ビザンティンという建築様式が有名でした。

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